焚き火の手順


焚き火が好きで、キャンプに出かけたらほぼ毎回焚き火をしています。これまでやった焚き火のマキを集めたら家が何件も建つかも知れません(笑)。ここに書いた焚き火の手順はもちろん絶対ではありません。俺ならこうするとか、いやもっと簡単な方法があるとか、こと焚き火に関しては一家言の持ち主は多いと思います(笑)。ここに書いたのは、焚き火にあまり慣れていないひとでも、絶対失敗しない方法だと思います。僕は、毎回ほぼこんな感じで焚き火を始めています。


まずはティッシュペーパーを1枚フワッとおきます。よく乾燥したマキならティッシュペーパー1枚でも火が着きます。最初は一番細くしたマキを円錐形を意識しながらそっと立てかけていきます。マキの細さはとなりに置いた割り箸と比べて見てください。割り箸をパチンと割ったものの半分以下の細さです。とにかく紙の燃え上がる力で簡単に火がつくような細さにします。ここの部分の割る道具は(というよりここは削るといった感じですね)慣れたら斧やごついナタでもできますが、ナイフで作っていくと良いでしょう。こういった小枝や細い木に着いた火は、見た目は心細げな感じなのですが、紙の燃え上がる力よりうんと強いモノです。
一番細い木をそっと置きます
上の手順より、もう少し太い木を同じように円錐形に置いていきます。このAのマキがちょうど割り箸くらいの太さになります。
割り箸くらいの太さの木です
もう少し太めのマキになります。割り箸よりすこし太めです。写真をみると円錐形の上の方がささくれ立った感じなっていますね。これも結構ポイントです。このささくれだった部分に火が着きやすいのです。
割り箸よりちょっと太めです
だいぶティッシュペーパーが隠れてきました。このような感じで一番細い木からCの木まで円錐形に並べられたら、あとはどうやっても火は着きます。
割り箸4〜5本分くらいの太さです
いよいよ着火です。一カ所だけでなく、手早く3カ所くらいに火をつけるのが良いですね。このとき慌てて手を出さないで、一番細い木に火が移るのを待ちます。この時点ではウチワなどで扇ぎたくなります。でも、よほど湿ったマキなら必要ですがある程度乾燥していたらほっておいて大丈夫です。
いよいよ着火です
Dまでのマキに火が着いたら、あとはDの3〜5倍くらいの太さのマキを加えていきます。ここまでくると、結構ぞんざいにマキを加えても火は消えません。この写真ではちょっと失敗してしまい、円錐形を崩してしまいましたが。できればもう少し円錐形を維持しておくのが火力が強くなって良いです。
ここまでくるともう消えません
だいぶ強い火力になりました。あとは適当にというかぞんざいにマキを入れていっても消えませんから安心してマキを足していきましょう。
強い火力が出てきました
Fまでは廃材をマキにしていますが、乾燥しているぶん火力は強いのですが直ぐに燃えてしまいます。ですから火持ちがするようにタマ切りしたもの割ってマキ作りです。このときはキャンプ場のすみに捨ててあった白樺の木を割りました。
白樺の木を薪割りです
燃やした白樺はまだ生木でしたが、焚き火の横に置いてしばらく乾燥させて燃やしました。焚き火もここまでくると何とも言えない良い雰囲気が出てきます。
良い感じの焚き火になりました